『ほんまにオレはアホやろか』水木しげる(新潮文庫)


ほんまにオレはアホやろか
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新潮文庫 著者:水木しげる出版社:新潮社サイズ:文庫ページ数:248p発行年月:2002年08月この


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漫画家水木しげるの自伝である
水木しげるの漫画は知っていたが
水木しげるのことは知らなかった

学校に全くなじめない子どもであったこと
戦争中,南洋の島で負傷し片腕を切断したこと
戦後,紙芝居の世界で苦労を重ねたこと
漫画の仕事がなかなか認められずお金にならなかったこと

自らの作品が世に出て成功した人であるのに
この自伝には成功した話がほとんど出てこない
そこに水木しげるの偉大さがある

以下は,彼が成功した時期のわずかな記述である

『鬼太郎』が連載になり,その原稿料が入ってくるようになると,女房はびっくりした。
「こんなにもらっていいの」




南洋で腕を失い,九死に一生を得た時
彼は島の住民を見て次のように書いている

「本当の人間にはじめて会ったような気がした」

本当の人間だけが出会うことができる
本当の人間!

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